ブックデザインの色を考える時、
私は最初から一つの方向に
絞りすぎないようにしています。
最初の打ち合わせでは、
イメージしている色だけでなく、
使いたくない色についても確認します。
そのうえで、
複数のラフ案をつくる時には、
できるだけ色が重ならないようにしています。
もちろん、内容を読んでいると
「この本なら、この色が合いそうだ」
と感じることはあります。
ただ、それはあくまで
私が持ったイメージです。
出版社や編集者が
同じ色を思い浮かべているとは限りません。
むしろ、少し幅を持たせて提案することで、
最初には考えていなかった色が
候補になることもあります。
色にはこだわりますが、
自分の好きな色を選んでもらうことが
目的ではありません。
いろいろな可能性を見てもらい、
その本に合う色を
一緒に探していければと考えています。
分野だけで色を決めない
「この分野だから、この色」
という決め方も、
なるべくしないようにしています。
本の分野によって、
よく使われる色や
連想しやすい色はあります。
それが適していることもありますが、
必ずその色でなければならない
というわけではありません。
少し違う色を見せることで、
その本らしい印象が
見つかることもあります。
そのため、先入観で狭めず、
意外性も含めて
色の幅を出すようにしています。
色にも強弱をつける
色は、本の印象をつくるだけでなく、
情報を整理するためにも使います。
タイトルなど、
最初に見てもらいたいものには
比較的強い色を使う。
その次に見せたいものは、
少し弱くする。
タイトルとサブタイトルのように
要素が隣り合っている場合も、
主役になるものを邪魔しないように
色の強さを調整します。
文字の大きさや位置と同じように、
色にも優先順位をつけながら
見せたい順番を考えています。
画面で見た色が、そのまま印刷されるわけではない
色の難しさを感じるのは、
画面で見ている色と
実際に紙へ印刷された色が
同じではないことです。
長く仕事をしていると、
画面を見ながら、
「印刷すると、このくらいになりそうだ」
という感覚は少しずつ身についてきます。
それでも、
思った通りにならないことはあります。
特にオレンジやエメラルド系の色は、
印刷すると想像していたより濁って見えることがあります。
反対に特色を使うと、
色校正を見た時に、
「こんなにきれいに出るのか」
と驚くほど鮮やかに発色することもあります。
それが良い方向に働くこともあれば、
もう少し落ち着いた色を想像していたため、
イメージとの差を感じることもあります。
以前、画面では良いと思っていた色が、
実際には予想以上に鮮やかに発色し、
考えていた印象とかなり違ったことがありました。
経験を重ねても、
色は難しいと感じます。
「違う色」の感じ方も人によって違う
シリーズ物では、
過去の色と重ならないように
新しい色を考えることがあります。
以前、自分では前年とは違う色として
提案したつもりだったものを、
「前年の色と似ている」
と指摘されたことがありました。
たとえば、
赤紫から紫、青紫までの間にも、
たくさんの色があります。
自分には違って見えていても、
別の人にはそれほど違って見えないこともあります。
さらに、
自分のモニターで見る色、
先方がコピー機で出力した色、
色チップ、
実際に印刷機で刷られた色。
それぞれでも見え方は変わります。
そのため、シリーズ物などでは、
できるだけ違いがはっきり分かる色を
提案するようにしています。
それでも長く続くシリーズでは、
毎回まったく異なる色だけを使うことは難しく、
微妙な色の違いを使うこともあります。
色は、
自分にどう見えているかだけでは
決められないものだと思っています。
本の内容を考え、
出版社や編集者のイメージを聞き、
いくつかの可能性をつくる。
その中から、
その本に合う色を見つけていく。
ブックデザインでは、
自分のイメージだけで決めつけず、
できるだけ幅を持って
色を考えるようにしています。
私は最初から一つの方向に
絞りすぎないようにしています。
最初の打ち合わせでは、
イメージしている色だけでなく、
使いたくない色についても確認します。
そのうえで、
複数のラフ案をつくる時には、
できるだけ色が重ならないようにしています。
もちろん、内容を読んでいると
「この本なら、この色が合いそうだ」
と感じることはあります。
ただ、それはあくまで
私が持ったイメージです。
出版社や編集者が
同じ色を思い浮かべているとは限りません。
むしろ、少し幅を持たせて提案することで、
最初には考えていなかった色が
候補になることもあります。
色にはこだわりますが、
自分の好きな色を選んでもらうことが
目的ではありません。
いろいろな可能性を見てもらい、
その本に合う色を
一緒に探していければと考えています。
分野だけで色を決めない
「この分野だから、この色」
という決め方も、
なるべくしないようにしています。
本の分野によって、
よく使われる色や
連想しやすい色はあります。
それが適していることもありますが、
必ずその色でなければならない
というわけではありません。
少し違う色を見せることで、
その本らしい印象が
見つかることもあります。
そのため、先入観で狭めず、
意外性も含めて
色の幅を出すようにしています。
色にも強弱をつける
色は、本の印象をつくるだけでなく、
情報を整理するためにも使います。
タイトルなど、
最初に見てもらいたいものには
比較的強い色を使う。
その次に見せたいものは、
少し弱くする。
タイトルとサブタイトルのように
要素が隣り合っている場合も、
主役になるものを邪魔しないように
色の強さを調整します。
文字の大きさや位置と同じように、
色にも優先順位をつけながら
見せたい順番を考えています。
画面で見た色が、そのまま印刷されるわけではない
色の難しさを感じるのは、
画面で見ている色と
実際に紙へ印刷された色が
同じではないことです。
長く仕事をしていると、
画面を見ながら、
「印刷すると、このくらいになりそうだ」
という感覚は少しずつ身についてきます。
それでも、
思った通りにならないことはあります。
特にオレンジやエメラルド系の色は、
印刷すると想像していたより濁って見えることがあります。
反対に特色を使うと、
色校正を見た時に、
「こんなにきれいに出るのか」
と驚くほど鮮やかに発色することもあります。
それが良い方向に働くこともあれば、
もう少し落ち着いた色を想像していたため、
イメージとの差を感じることもあります。
以前、画面では良いと思っていた色が、
実際には予想以上に鮮やかに発色し、
考えていた印象とかなり違ったことがありました。
経験を重ねても、
色は難しいと感じます。
「違う色」の感じ方も人によって違う
シリーズ物では、
過去の色と重ならないように
新しい色を考えることがあります。
以前、自分では前年とは違う色として
提案したつもりだったものを、
「前年の色と似ている」
と指摘されたことがありました。
たとえば、
赤紫から紫、青紫までの間にも、
たくさんの色があります。
自分には違って見えていても、
別の人にはそれほど違って見えないこともあります。
さらに、
自分のモニターで見る色、
先方がコピー機で出力した色、
色チップ、
実際に印刷機で刷られた色。
それぞれでも見え方は変わります。
そのため、シリーズ物などでは、
できるだけ違いがはっきり分かる色を
提案するようにしています。
それでも長く続くシリーズでは、
毎回まったく異なる色だけを使うことは難しく、
微妙な色の違いを使うこともあります。
色は、
自分にどう見えているかだけでは
決められないものだと思っています。
本の内容を考え、
出版社や編集者のイメージを聞き、
いくつかの可能性をつくる。
その中から、
その本に合う色を見つけていく。
ブックデザインでは、
自分のイメージだけで決めつけず、
できるだけ幅を持って
色を考えるようにしています。
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