修正は、
これまで本当にさまざまな経験をしてきました。
1回だけで終わることもあれば、
何度も修正を重ねることもあります。
ただ、
修正回数の多い少ないに関わらず、
振り返ると、
自分が読み切れなかった部分もかなり大きいと感じています。
装丁は、
文章や打ち合わせで聞いた内容をもとに、
ビジュアルへ落とし込んでいく仕事です。
そのため、
どこかで少し解釈を間違えてしまうと、
最終的な着地点が大きく変わってしまうことがあります。
宇宙船の軌道計算ではありませんが、
最初の小さなズレが、
最後には大きなズレになって現れることもあります。
修正の中でも特に厳しいのは、
こちらの解釈が大きく外れてしまい、
初案の方向性そのものを見直す場合です。
その場合は、
部分的な調整ではなく、
新しい方向で改めてラフ案を考えることになります。
もちろん、
修正は制作の中で自然に発生するものだと思っています。
ただ、
大きな方向転換が必要になるほど、
最初の解釈の重要さを感じることもあります。
そのため、
打ち合わせやメールでは、
できるだけ意図を理解できるように心がけています。
それでも、
言葉の受け取り方や感覚には違いがあるため、
完全に一致させることは簡単ではありません。
だからこそ、
修正は単にデザインを直す作業ではなく、
方向性を確認しながら、
少しずつ認識を合わせていく作業でもあるように感じています。
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