案件によって、
いただく情報はかなり違います。
カバーに入る文字情報だけの場合もあれば、
簡単な内容説明をいただく場合もあります。
また、
デザインの方向性や参考書籍まで詳しく共有いただくこともあります。
情報が少ない場合は、
どのような読者に向けた本なのか。
どのような立ち位置の本なのか。
そのあたりを考えながら進めていきます。
例えば、
タイトル、
サブタイトル、
著者名、
そして
「元気な感じ」
といったイメージだけをいただくこともあります。
そういう場合は、
タイトルや著者様について調べたり、
関連する情報を探したりしながら、
できるだけ内容を理解するようにしています。
もちろん、
わからないまま進めることは少なく、
必要であれば質問をさせていただくこともあります。
ただ、
お任せいただいている部分もあるため、
まずは自分でできる限り情報を集めるようにしています。
逆に、
情報が多いと作りやすそうに思われるかもしれません。
実際、
方向性が見えやすくなる部分もあります。
ただ、
具体的なイメージが明確な場合は、
そのイメージをどう形にするかという別の難しさがあります。
例えば、
使用したい写真の方向性や、
希望する色のイメージをご共有いただくことがあります。
その場合は、
希望する色に合う写真を探したり、
写真の雰囲気に合う色を考えたりしながら進めます。
ただ、
写真のイメージも強く、
色のイメージも強い場合は、
どちらかを少し調整しながらバランスを取ることもあります。
もちろん、
ご要望に沿うことを優先しますので、
まったく違う方向へ進めることはありません。
色であれば、
濃度を変えたり、
近い印象の色を探したりしながら、
できるだけイメージに近づけていきます。
情報が多い方が良い。
少ない方が良い。
ということではなく、
いただいた情報を整理しながら、
本の目的や読者を考えて方向性を探っていくことが大切だと思っています。
案件ごとにスタート地点は違いますが、
最終的にやることはあまり変わりません。
限られた情報の中から、
その本に合った形を探していく。
それもブックデザインの仕事の一つだと思っています。
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