装丁のラフは、普段3〜5案ほど提出しています。
ただ、最初から3〜5案をつくっているわけではありません。
まずタイトルなどの文字を組みながら、
大きさや配置、書体、文字間などを何度も変えていきます。
案件にもよりますが、
この段階では10前後の文字組をつくることもあります。
そこから、使えそうなものを残していきます。
ただ、最初から3〜5案をつくっているわけではありません。
まずタイトルなどの文字を組みながら、
大きさや配置、書体、文字間などを何度も変えていきます。
案件にもよりますが、
この段階では10前後の文字組をつくることもあります。
そこから、使えそうなものを残していきます。
文字を組みながら、モチーフも考えます
文字組を考えている間にも、
その本に合いそうなモチーフを考えています。
途中で何度か素材を探し、
文字組と合わせながら検討していきます。
文字組にぴったり合うモチーフが見つかることもあれば、
逆に、モチーフを見つけたことで
それに合う文字組が見えてくることもあります。
そうやって組み合わせながら調整し、
少しずつラフの方向を絞っていきます。
最初から狭く考えすぎないようにしています
ラフの方向性は、
ある程度幅を持たせるようにしています。
自分が思い描いているイメージと、
編集者の方、著者の方、出版社が考えているイメージが
必ずしも同じとは限らないからです。
似た方向のものだけをつくってしまうと、
最初の考え方が違っていた場合、
提案全体がずれてしまうことがあります。
そのため、最初からある程度方向を絞り、
そこから幅を広げていく場合もあれば、
最初はかなり広い範囲で考える場合もあります。
どちらがよいかは、案件によって変わります。
幅を持たせても、何でも出すわけではありません
方向の違う案を出すといっても、
つくったものをすべて提出するわけではありません。
途中で違うと思ったものは外していきます。
最終的には、
どの案が選ばれても本として成立すると思えるところまで
それぞれを調整してから提出します。
自分の中では、
「この案がいい」と思っているものがあることもあります。
でも、実際には別の案が選ばれることもあります。
そんなときは、
「そっちだったか」と思うこともあります。
それも含めて提案だと思っています。
選ばれたところから、また考えます
ラフを提出するところで、
デザインが終わるわけではありません。
選んでいただいた案をもとに、
文字の大きさや位置、色、モチーフなどをさらに調整し、
完成に近づけていきます。
最初から一つの正解を決めてしまうのではなく、
いくつかの可能性を考えながら、
その本に合う方向を探していく。
ラフを提案するときは、
そんなことを考えながら制作しています。
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