ブックデザインを進めていると、
「何となく違う」
と感じることがあります。
理由はすぐには分からなくても、
その違和感をそのままにしないようにしています。
文字の大きさなのか。
字間なのか。
行間なのか。
書体なのか。
色なのか。
モチーフなのか。
余白なのか。
一つずつ調整してみても、
思うように良くならないことがあります。
直したと思っても、
また元に戻すことも少なくありません。
以前、
前日にラフ案を複数案完成させ、
翌日の午前中に提出する予定で、
朝に最終確認をしていました。
その時、
理由は分かりませんでしたが、
何となく違和感がありました。
気のせいかとも思いましたが、
もう一度、
打ち合わせの内容や資料を読み返してみました。
すると、
方向性は間違っていないものの、
自分が作ったラフ案は、
先方が思い描いているものより、
少しだけ
優しさや空気感が足りない
ように感じました。
そこで、
文字の大きさや余白を中心に、
全体の雰囲気をもう一度見直しました。
調整を終えると、
最初に感じていた違和感は
自然となくなっていました。
後から振り返ると、
朝の最終確認で、
打ち合わせの内容や資料を
頭の中で思い返していたことで、
小さなずれに気付けたのだと思います。
そのため、
一つの仕事だけを続けるのではなく、
時間を区切りながら、
複数の案件を少しずつ進めています。
一日に何度か見直したり、
翌日に改めて確認したりすると、
制作中には気付かなかった違和感が
見えてくることがあります。
違和感をなくすことが目的ではありません。
その理由を見つけることが
大切だと考えています。
その理由を見つけて調整していくことで、
本の内容がより正しく伝わる
ブックデザインに近づいていくのだと思っています。
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